2010/05/30

長谷川潾二郎


州之内徹に「この世のものとは思われない趣きさえある」と評されたのを受けての彼のことばが残っています。

「私の考えでは、『この世のものとは思われない』のは目前の現実で、
目前にある現実が、『この世のものとは思われない』ような美に輝いている事実です。

絶えず外部に感激を見出し、自然を、万物を賛美していこうという心持ちが生んだ
彼の作品とその製作姿勢(リンゴを何日間も書き直しているうちにダメにしてしまい買い直しに行ったり、理想の土を描くために土の色が理想的な季節までまた1年待ったり)に学びたい方は
平塚美術館で6/13まで大規模な回顧展をやっていますのでそちらもおすすめ。
猫の絵、印刷で見るのとはやっぱり全然違くてすごくよかったです!

「長谷川潾二郎画文集 静かなる奇譚」¥2310