渡辺文樹関連のものがいくつか入荷してます。
高校生の頃、故郷である田舎の港町に大量に貼り出されたものすごく異様なポスター。
「失神者続出!」「ゲロ袋用意してます」「会場の床は観客のゲロまみれ!」など過激なフレーズが乱暴に墨書きされたそれにまんまと引かれ、
ものすごくドキドキしながら公民館まで観に行った映画が渡辺監督の「腹腹時計」でした。
観終わった後のあの会場全体を包み込む「ポカーン…」という空気が忘れられません。
田舎町に暮らすおっさんやヤンキーやその他の人々と、渡辺監督の思惑との間に生じた凄まじい温度差。ほんと衝撃的な体験でした。
その後私の住む町に渡辺文樹がやってくることはなかったんですが、あの時の衝撃が忘れられず、
いろいろ調べて皇室批判とか人権問題とか、世間に対し挑戦し続けている監督なんだと知り…
刺激の少ない田舎で、私が初めて触れた本物のサブカルチャーだったと思います。
今回入荷したのは、2008年に公開された「天皇伝説」、2010年に公開された「実録」のパンフレット、
そして上映会場で販売されている自主制作DVD「バリゾーゴン」「ザザンボ」。
渡辺作品はソフト化されていないものがほとんどで、これからもおそらく難しい気がします…(大人の事情で)
パンフレットはそれぞれ630円、DVDはそれぞれ2,625円で販売します。いずれも状態は並。
気になる方はご来店またはお問い合わせを。お待ちしてま~す。