2013/07/23

【中野店】EROS Spring,1962,volume One,Number One



ニューヨークのジャーナリスト、ラルフ・ギンズバーグ(1929-2006)が発行した雑誌「エロス」の創刊号です。4号まで刊行されていますが、内容が猥褻だということで裁判になり、ギンズバーグは有罪判決を受けています。




アート・ディレクションは、アメリカのグラフィック・デザイナーのハーブ・ルバーリン(1918-1981)。この「エロス」の他にギンズバーグは「ファクト」という雑誌を出していますが、ルバーリンはこちらもディレクションを担当しています。



ナット・ヘントフ(作家、ジャズ評論家)、エリック・パートリッジ(英スラング辞書編纂者)、ゲイリー・ウィノグランド(写真家)、モーパッサン(作家)などがの文章、写真が掲載。

ハードカバーなので雑誌というよりも、ヴィジュアル・ブックといった趣きがあります。

編集・Ralph Ginzberg
アート・ディレクター・Herb Lubalin
1962年発行

少シミ ¥4,200-



【中野店】PULP ART BOOK .volume one



ロサンゼルスを拠点として活動するアーティストNeil KrugtoとJoni Harbeck Alexanderが発行しているアートブック「PULP」が入荷しました。




1960年代から70年代のいかがわしい表現やB級映画などにインスピレーションを受けて制作されたもので、内容もロード・ムーヴィー風のレトロな写真が多いです。




2010年Nazraeli Press発行 限定2000部

\5,250-


【中野店】東亜服装 昭和19年3月 更正服飾図案号 



クロニック社が発行していたファッション誌「クロニック」が、戦争のために名称を変えたのが
この「東亜服装」。

昭和19年と激しくなっている最中なのでお洒落も何もあったものでなく、副題の「生活即戦闘 簡素即衆美」という理解しがたいキャッチコピーに考えさせられるものがあります。





防空頭巾や鞄、洋傘など、取り上げられているものは派手ではないですが、殺伐とした時代へのささやかな抵抗というか、この時代の雑誌にしては図案もカラーが多く、版型も大きいです。節約を強いられる中、少しでも読む人たちが楽しめればという想いからでしょうか。

いずれにせよ時代の資料としても貴重な雑誌だと思います。

¥8,400-

【中野店】土方巽舞踏大鑑 かさぶたとキャラメル


先日は土方巽のCDを紹介しましたが、今回は資料本です。


細江英公の名作「鎌鼬」など写真が散りばめられ、合間合間に、土方巽語録「舞踏とは命がけで突っ立った死体である」から、澁澤龍彦、三島由紀夫、瀧口修造などの文章、公演ポスター、年譜など資料性も抜群。



好き嫌いはともかく何か気になって仕方のない人って誰でもいると思うのですが、僕にとっては土方巽がその筆頭です。まあ、好きなんですね。




編集委員・種村季弘、鶴岡善久、元藤燁子
1993年 悠思社  

少痛み ¥5,250-

その他にも今月は入荷が多いで色々出てます。
ぜひ店頭まで!