2012/08/04

「シークレット・ドクトリン」

H・P・ブラヴァツキー「シークレット・ドクトリン 宇宙発生論」の上巻が入荷しました(といっても邦訳は上巻しか出ていませんが)。
言わずもがな西洋オカルトの古典的名著。
その文体からだけでも、これが単なる知的好奇心で書かれた書籍でないことは一目瞭然です。

プララヤ(古代インドの宇宙時間周期においてその終わりに訪れる全宇宙の消滅のこと)の間の唯一の全的状態について夫人は次のように説明します。

「そのような状態はシンボライズすることができるだけであり、それを描写することは不可能であることは、ちょっと考えただけでも分かる。また、否定語以外ではシンボライズすることはできない。なぜならそれは絶対的状態なので、肯定的な言葉で対象を描写するのに必要な属性は何も持つことはできないからである。」

この確信と慎重さの背景には如何なる大系があったのでしょうか。
「シークレット・ドクトリン」が彼女の手によって完成しなかった今、それは後世の人々に残された大きな謎の一つと言えます。

ご興味お持ちの方はこの機会に是非(お早めに!)。
なお、状態確認はお気軽に中野店4F、「記憶×大予言」まで。

※本日(8月4日)の21時から通販サイトで購入頂けます。