2014/02/11

明智小五郎 in 海馬

2/15(土)海馬販売情報!
ジュヴナイル・ミステリはこちらも!!!!
 
昭和32年(1957年)からポプラ社で刊行が始まった叢書「名探偵明智小五郎文庫」
ポプラ社の昭和40年までのジュヴナイル・ミステリの歴史を簡単にまとめて見ると
 
・S29年刊行開始 世界名作探偵文庫
・S30年年刊行開始 日本名探偵文庫
・S31年刊行開始 名探偵ホームズ全集
・S32年刊行開始 少年探偵小説文庫
 同年刊行開始 名探偵明智小五郎文庫
・S33年刊行開始 怪盗ルパン全集
・S35年刊行開始 少年探偵小説全集
・S37年刊行開始 ポー推理小説文庫
 同年刊行開始 世界推理小説文庫
・S39年刊行開始 少年探偵江戸川乱歩全集
 
となり、その中でもこちらの叢書は1960年以前の刊行ものの中でもあまり語られることがありませんでした。
それもそのはずで、こちらの叢書はこの刊行時期のジュヴナイル・ミステリの叢書の中でも出にくく、また乱歩以外の作家もいない事と明智小五郎のみの全集という事で、他叢書程一般の方へ名前が浸透していませんでした。
ですが、この叢書は他の乱歩ものとは異なり、特筆すべきポイントがあります。
「名探偵明智小五郎文庫」は、江戸川乱歩の作品の中でも元々大人向けとして作られた作品をジュヴナイルとしてリライトして刊行されたもので、
また探偵役を全て明智小五郎に変更しているのもポイント。
そしてこの作品の刊行から7年後に刊行したものが「少年探偵江戸川乱歩全集」となります。
「少年探偵江戸川乱歩全集」といえば、その後装幀や増巻をしロングセラーを続け、様々な世代にわたって愛され続けました。
もちろん当時人気だった光文社や講談社の江戸川乱歩のジュニア向け叢書の影響もあったかもしれませんが、
今回紹介販売する「名探偵明智小五郎文庫」が同社(ポプラ社)に与えた影響は少なくなかったと思います。
江戸川乱歩を語る上でも欠かせない「名探偵明智小五郎文庫」
気になった方は2/15(土)まんだらけ中野店海馬へ!!

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 1>「魔術師」
※並上
 

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 2>「黒いトカゲ」
 
 
※カバー:表紙小キズ(切れ)、裏表紙上部(約1.5×1.5×2cmの)三角形の欠損、その他小切れ
 

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 3>「緑衣の鬼」
 

※並上

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 4>「地獄の仮面」
 
 

※カバー:背キズ(切れ)、袖コーティング小剥がれ
※本体:巻末ページ角小折れ

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 5>「三角館の恐怖」
 

※並上
 

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 7>「暗黒星」
 

※カバー:袖コーティング小剥がれ
 

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 8>「蜘蛛男」
 

※カバー;袖折れ
※本体:目録ページチェック印、巻末ページ軽い折れ
 

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 9>「地獄の道化師」
 

※並上

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 11>「大暗室」
 

※本体:巻末ページ角小折れ
 

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 13>「赤い妖虫」
 

※並上

・<名探偵明智小五郎文庫 ・ 15>「影男」 
 
 
 
 
※カバー:背キズ(切れ)、袖コーティング小剥がれ

コンディション並上のものが多く、コレクション向きです!
※カバー背に傷みあるものは背の画像も掲載してあります