2011/11/29

いまい漫画会社の本、取扱いはじめました!







今井先生の漫画に登場するにんげんは

いつも犬以下

でも生きている

だから生きていける

いつか飼い犬に尊敬される日が来るまで

我々の尊厳回復闘争は続く!

BORN TO ワン



今井栄一先生の漫画、往年の名作から原子力ネタの最新作、

山本美希さんも参加の同人誌COMICロケットまで、現在入手可能な全点取り揃えております!
(渋谷店、中野店本店Ⅱで販売中)

2011/11/25

【中野店】伊藤晴雨の本


伊藤晴雨著 「美人乱舞」 (粹古堂書店・昭和7年) ¥42,000-

縛り絵などの責め絵の世界のパイオニア、伊藤晴雨の戦前の著作物です。伊藤竹酔が主催で主に晴雨の本を出版していた粹古堂書店。

悲愴感のあるSMの世界の住人はとかく偏見を持たれがちだと思いますが、案外、この世界には常識的で、世間一般の人よりも知性のある方が多いのです。でなければ、ただの犯罪者になってしまいます。

僕は濡木痴夢男の著作で伊藤晴雨の名を知ったような気がしますが、晴雨っていい名前ですよね。

内容は、題名とおり美人の様々なフェティッシュな様子が文章と絵でかかれています。例えば、「九相観」という項目では小野小町の死体が腐乱して骨になるまでの九つの相を描いたもの。女の島田髷が段々に崩れた様を描いたスケッチ(「島田の壊れるまで)。雪女郎、血を吐く女、スケッチの女湯、など。
どれもこれもユーモアたっぷり、カラーで印刷の雰囲気も良いです。








2011/11/20

【中野店】戦前の絵本


コドモノクニ(昭和9年9月号) ¥12,600-

武井武雄、本田庄太郎、小川未明、初山滋、安泰、清水良雄、深澤省三、川上四郎ほか。





コドモノクニ(昭和11年3月号) ¥12,600-

清水良雄、川上四郎、深澤省三、初山滋、武井武雄、木俣武、安泰ほか。


幼児標準絵本 童謡童画十五人選集(昭和16年) ¥12,600-

武井武雄、初山滋、村山知義、福與英夫、黒崎義介、恩地孝四郎、川上四郎ほか。





ワタシハヲンナノコ(武井武雄編集・昭和18年) ¥9,450-

武井武雄、佐藤今朝治、福與英夫、初山滋、木俣武、吉澤廉三郎ほか。




コドモノテンチ 昭和9年5月号 カバーはずれ、記名有、少いたみ、付録(読者投稿)ページ落丁4ページ有。 ¥12,600-

本田庄太郎、清水良雄、武井武雄、熊谷元一、川上四郎、伊藤孝、吉澤廉三郎ほか。


コドモノクニ(昭和3年1月号) ¥21,000-

表紙・清水良雄、岡本帰一、野口雨情、濱田廣介、西条八十、三木露風、北原白秋ほか。


作・画 芳賀まさを 「りんごの便り」(昭和19年 中村書店)


ドウブツノホン(昭和19年・武井武雄編集) ¥5,250-
文・百田宗治、絵・佐藤今朝治。表紙は武井武雄。




カハノタビ(昭和16年・武井武雄編集) ¥3,650-

佐藤今朝治、福與英夫、木俣武画。表紙は武井武雄です。







帝国教育会出版部発行の新日本幼年文庫のシリーズ2冊。

與田準一著、武井武雄絵 「オモチャノクニ」 ¥15,750-
丸山薫著、赤松俊子絵「ヤシノミタベタ」 ¥7,350-

このシリーズでは他にも、小山内薫、佐藤春夫、初山滋、茂田井武、恩地孝四郎などが参加したものが出ています。


蕗谷虹児「花嫁人形」(昭和10年発行) ¥36,750-

復刻版も出ていますが、こちらはオリジナルです。

ご興味のある方はぜひお越しください。

2011/11/19

【中野店】春日昌昭「街の軌跡」




1943年に東京で生まれ、1983年に40歳という若さで急逝した写真家、春日昌昭の没後に編集されたリーフレットが入荷しています。主に戦後の東京の下町を写しています。序文は批評家の重森弘淹。全部で24ページとややもの足りないものの、写真は教科書があれば載せたいぐらい。大変良いと思います。

¥2,625-

2011/11/15

【中野店】発禁本、赤線写真集など










別冊太陽の城一郎先生監修の発禁本でも紹介されている雑誌、「猟奇」の創刊号から終刊5号までの揃いが入荷しました。加藤幸雄編、茜書房。
戦後、法律によってはじめて摘発されたカストリ雑誌です。表紙は、創刊号が田口泰三、2号山名文夫、(北川千代三「H大佐夫人」、宮永志津夫「王朝の好色と滑稽譚」など3編がの猥褻物頒布によって摘発)、3号~5号は不明。(どこかに書いてあるかもしれませんが見つけられませんでした)
昭和22年、情勢によって5号で終刊とやむなきに至った「猟奇」は、昭和23年から出版社を変更し復活しています。

5冊セット¥15750-



性生活の会員記録雑誌「生活文化」の創刊から終刊の14号の揃いです。前述の「別冊太陽発禁本」によれば、「生活文化」とは、戦後の半地下潜行的な会員制雑誌の代表的なもの。何度かの発禁で潰れた「あまとりあ」「人間探求」の血筋をひくもの、といわれているらしいです。編集発行は広橋梵。性心理学研究の大家、高橋鉄も寄稿しています。今からみたら中学生でも驚かないような内容だけど、後半からエスカレートしていって14号で遂に終了してしまったようです。創刊号は昭和28年、終刊号は昭和29年と短命でした。

「生活文化」(生活文化資料研究会) ¥8,400-





発禁本ではありませんが、同ジャンルとして紹介。常盤とよ子写真集「危険な毒花」です。横浜真金町遊郭、浅草六区など赤線地帯のルポルタージュです。アナウンサーからカメラマンに転向した著者による、娼婦たちの日常の風景。

「危険な毒花」(三笠書房・1957年10月発行) 帯、元パラ付 ¥21,000-

ちなみに城一郎の発禁本も1~3まで在庫あり。よろしくお願いします。
Posted by Picasa

2011/11/11

【中野店】新入荷の豆絵本


先日、入荷した、田名網敬一さんなど3人の豆絵本は旅立っていってしまいましたが、別のものが入荷しました。自費出版なので数は少ないと思いますので、お早めに。作品名は下記の通り。

東君平「続 魔法使いのお友だち」
太田大八「壁の時」
原田維夫「日本の四季」
多田ヒロシ「Apple」

四ツ角」1969年9月1日アトリエ28号発行

¥12,600-