2010/09/16

本日の新入荷

今日は河童とキュウリの歴史について。
古代、河童の原型である水霊たちにとっては、浮上能力のある瓢箪は忌諱すべき存在だったのですが、そのうち両者の間に親和関係が生じるようになり、それがやがて瓢箪から瓜へと変わっていきます。近世になり水神の祭に夏野菜、特に瓜類をお供えするようになると、当時は農作物としての評価が低く(子どもに有毒とされた)、形もよくないキュウリが、同じく不恰好な河童にはお似合いだろうという考えが広がります。キュウリと河童の好感度が上がって胡瓜を河童と呼ぶようになるのは近世末以降になってから。へぇー!
こんな感じで河童観念の変容史を解明したのがこの「河童の日本史」(¥4200)。
絶版ですが河童研究には欠かせない一冊です。

他にも下記の河童研究本の在庫があります。大予言では河童研究本買取大歓迎!
大野桂「河童の研究」¥840
大島建彦「河童」¥1050(マーカー)
福島彬人「奇々怪々あきた伝承」(秋田の河童の話を60P収録)¥515

当店ではロングセラーな潜在能力点火法がたくさん入荷しました。
潜在能力をスパークさせたい方はどうぞ。
各¥3150