戦前の武井武雄のかるたです。
使用されていてぼろぼろになっていたりということも多いですが、擦れがある程度で特に問題なし。箱の文章からも分かるように、江戸時代(もっと前?)から伝わる最もクラシカルないろはかるたです。
箱の中の文章
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いろはかるた犬ぼうに就いて
「犬もあるけばぼうにあたる」はいろはかるたの総本家であります。旧時代の洒脱な比喩は今の子
供には難解に過ぎると思はれ勝ちですが、事実は夥しい新作かるたの群を抜いてこのかるたの喜
ばれる点、恰も動かせない標準かるたの感があります。
お父様お母様又お祖父様お祖母様の子供の時にやったかるたをするのも亦意味深い事と思ひま
す。特に古いものから拾ってこの一篇を加へた所以であります。
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武井武雄のいろはかるた「犬ぼう」
昭和9年9月 鈴木仁成堂発行 ¥94,500-
武井武雄もう一品。
童話集「七つの胡桃」(昭和17年11月 フタバ書院成光館発行)
北原白秋の軽妙な童謡の挿絵を武井武雄が担当。武井による装丁も美しい1冊。
¥36,750-
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